梁TRスキップ工法

概要

ダイワスチールは、ネジバー機械式継手を用いた「ネジカプラー梁TRスキップ工法」の(財)日本建築総合試験所の性能証明(GBRC性能証明 第10-19号)を2010年12月2日に取得しました。

従来の機械式継手ではカプラー上に横補強筋を配することが必要であり、かぶり厚さはこの横補強筋の外面からの距離で決定されるため、主筋を部材の内側に寄せる必要がありました。この結果、RC部材として曲げ終局耐力が減少するだけでなくせん断終局耐力および曲げ降伏後の変形性能が減少する恐れがありました。

特長

「ネジカプラー梁TRスキップ工法」は、主筋継手に横補強筋を配置しなくても設計で保証すべき終局耐力、変形性能などの構造性能を確保できるように開発された工法です。

設計かぶり厚さの緩和

この工法を適用することにより、従来の機械式継ぎ手に比べて主筋をRC部材の外側に寄せることができるため、構造性能の確保が有利になります。

適用範囲

同径継手の適用可能サイズ範囲:D19〜D51
同銅種継手の適用可能範囲:SD295A・SD345・SD390 および SD490