RECYCLING
資源リサイクル事業

電気炉を活用して、
廃棄物の再資源化を行います。

廃棄物は主原料である鉄スクラップと共に電気炉で
超高温完全溶解処理され、再資源化されています。
このような処理を経て、
金属部分は完全マテリアルリサイクル、
それ以外は熱エネルギーを回収・利用する
サーマルリサイクルなどにより、残渣がほぼゼロの
理想的な資源リサイクルを達成しています。


再資源化のメリット

  • 有効に

    有効資源へのリサイクル率99%以上を
    達成しています。

  • クリーンに

    環境基準をクリアしたクリーンな
    溶解処理を実現しています。

  • 経済的に

    電気炉を活用することでコスト面でも
    優れた処理を実現しています。


有効に

有効に

使用済み乾電池の
再資源化

主に鉄、二酸化マンガン、亜鉛、炭素で
構成されている
アルカリ・マンガン乾電池は
いずれも貴重な資源です。
JFE条鋼は使用済み乾電池に含まれる
貴重な資源を100%リサイクルします。

  • 金属ジャケットの鉄は溶解され、鉄鋼製品として再生されます。
  • 正極のマンガンは鉄中に合金元素として一部回収され、
    鉄をさらに粘り強くします。
  • 負極の亜鉛は蒸発し、集塵機で集められ、
    亜鉛精錬会社にて亜鉛地金として再生されます。
  • 正極の炭素部分は、マンガン酸化物を還元して
    マンガンを鉄中に回収するのを助けます。
    その他成分も超高温の電気炉内で適切に処分され、残渣を発生させません。

クリーンに

経済的に

再資源化の仕組み

当社は電気炉溶解リサイクルを通し、クリーンで低コストな再資源化を行っています。
超高温完全溶解処理で一瞬に溶解・無害化するマテリアルリサイクルのため、
残渣を出さない他、熱エネルギーを回収・利用するサーマルリサイクルも行っています。

電気炉での超高温完全溶解処理

電気炉内で全てを完全溶解。
溶鋼は鉄鋼製品、スラグは路盤材、ダストは亜鉛精錬原料等へ有効活用しています。

2種類のリサイクルを実現しています。

・金属成分(Fe, Mn, etc.)の完全マテリアルリサイクル
・エネルギー原料の高効率サーマルリサイクル

  1. ①電気炉への装⼊
    主原料の鉄スクラップと共に
    廃棄物を電気炉に装入します。
  2. ②溶解精錬(廃棄物の溶融処理)
    廃棄物は鉄スクラップと共に
    超高温で溶融され、無害化されます。
    溶鋼は鉄鋼製品に再生されます。
  3. ③スラグの除去
    精錬の際に除去されるスラグも
    路盤材などとして有効利⽤します。
  4. ④ダストの回収
    集塵機で捕捉されたダストも
    亜鉛精錬原料などとして有効利⽤します。

電気炉での超高温完全溶解処理

電炉内で全てを完全溶解。
溶鋼は鉄鋼製品、スラグは路盤材、
ダストは亜鉛精錬原料などへ有効活用しています。

  1. ①電気炉への装⼊
    主原料の鉄スクラップと共に
    廃棄物を電気炉に装入します。
  1. ②溶解精錬(廃棄物の溶融処理)
    廃棄物は鉄スクラップと共に
    超高温で溶融され、無害化されます。
    溶鋼は鉄鋼製品に再生されます。
  2. ③スラグの除去
    精錬の際に除去されるスラグも路盤材
    などとして有効利用します。
  3. ④ダストの回収
    集塵機で捕捉されたダストも
    亜鉛精錬原料などとして
    有効利用します。

2種類のリサイクルを実現しています。

・金属成分(Fe, Mn, etc.)の
 完全マテリアルリサイクル
・エネルギー原料の高効率サーマルリサイクル

一般廃棄物・産業廃棄物
処理情報

2002年に電気炉精錬で培った
技術・経験・ノウハウを活かし、
いち早く資源リサイクル事業を
水島製造所で立ち上げました。
現在は鹿島製造所でも廃棄物処理を行っており、
資源リサイクル事業の拡充をはかっております。
※こちらでは「使用済み乾電池」ではなく、
倉敷市及び茨城県より許可を受けた廃棄物名称
である「廃乾電池」で記載しています。

日本地図 日本地図

JFE条鋼における廃棄物処理

【一般廃棄物】
使用済み乾電池処理は西日本エリアの拠点である水島製造所(2008年4月~)および、東日本エリアの拠点である鹿島製造所(2017年3月~)で行っております。
日本全国の使用済み乾電池を効率よく運搬し、東西に処理拠点を有する唯一の電炉メーカーです。
2021年10月から廃スプリングマットレスの処理もできるようになりました。
【産業廃棄物】
次世代自動車、新エネルギー(太陽光、風力など)の分野で新素材、複合素材の採用が進み、一般の焼却炉では処理が難しい廃棄物が増えています。
当社は電気炉の超高温完全溶融処理の特徴を活かし処理困難物を再資源化して、埋立処理を削減し環境保全に努めています。

水島製造所

施設設置許可

  産業廃棄物   一般廃棄物
許可元 倉敷市   倉敷市
事業の範囲 中間処理(焼却)
施設の種類 ごみ処理施設(焼却施設)
許可NO. 第10020165583号 第100004号
許可の年⽉⽇ 令和4年4⽉8⽇ 平成27年11⽉2⽇
許可の有効期限 令和9年3⽉31⽇
処理能⼒ 540t/⽇(540×1基)
処理施設 電気炉/1基 直流、集塵機/1基
⾵量 37.4万Nm3/hr
廃棄物の種類 燃え殻、汚泥、⾦属くず、ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず、鉱さい、がれき類、ばいじん、廃ブラスチック類、紙くず、⽊くず、繊維くず 廃乾電池、廃スプリングマットレス

維持管理状況

施設概要
処理施設名 2号電気炉
測定の種類 (1) 排ガス中のばい煙濃度測定
(2) 排ガス中のダイオキシン濃度測定
測定位置 (1) 各電気炉集塵機排出口
測定項⽬及び単位 (1) ばい煙
ばいじん:g/Nm3
(2)ダイオキシン(電気炉基準) ダイオキシン濃度:
ng/Nm3
維持
管理値
排ガスばい煙、ばいじん測定結果(最新測定結果)
サンプリング日:2024年9月
ばいじん:0.001 g/Nm3
NOx:14 ppm
SOx:6 ppm
HCℓ:0.3 mg/m3
排ガス中のダイオキシン類濃度測定結果(最新測定結果)
サンプリング日:2024年7月
ダイオキシン濃度:0.064 ng-TEQ/Nm3
廃棄物処理施設(電気炉)の維持管理値

鹿島製造所

施設設置許可

  産業廃棄物   一般廃棄物
許可元 茨城県   茨城県
事業の範囲 中間処理(焼却)
施設の種類 ごみ処理施設(焼却施設)
許可NO. 第00821165583 第1-145
許可の年⽉⽇ 令和4年12月5日 令和4年7月6日
許可の有効期限 令和9年12月4日
処理能⼒ 220t/日(220×1基)
処理施設 電気炉/1基 直流、集塵機/1基
風量24万Nm3/hr
廃棄物の種類 燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、金属くず、ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず、鉱さい、がれき類 廃乾電池、廃マットレス

維持管理状況

施設概要
処理施設名 2号電気炉
測定の種類 (1) 排ガス中のばい煙濃度測定
(2) 排ガス中のダイオキシン濃度測定
測定位置 (1) 各電気炉集塵機排出口
測定項目及び単位 (1) ばい煙
ばいじん:g/Nm3
NOx:Nm3/h
SOx:Nm3/h
HCℓ:mg/m3
(2)ダイオキシン(電気炉基準) ダイオキシン濃度:ng/Nm3
維持
管理値
排ガスばい煙、ばいじん測定結果(最新測定結果)
サンプリング日:2024年8月
ばいじん:0.016 g/Nm3
NOx:5 Nm3/h
SOx:<0.1 Nm3/h
HCℓ:<1 mg/m3
排ガス中のダイオキシン類濃度測定結果(最新測定結果)
サンプリング日:2024年7月
ダイオキシン濃度:0.320 ng-TEQ/Nm3
廃棄物処理施設(電気炉)の維持管理値
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